近郊に住んでいる両親と一緒に韓屋村で住みたいという思いで準備しました。両親に昔の想い出がいっぱいのここで、ずっと暮らせる場所として設けたのがきっかけでした。
昔の韓屋のイメージを少しでも損なうのは嫌だったので、すべての客室は屋根裏部屋(タラク)を残しています。その特徴を生かして「屋根裏」という屋号を付けました。
改築の時も、本来の韓屋の建材に合わせるために、他の韓屋を探しては5軒程取り壊した後、そこから持ってきた100%古木材を使いました。こうした努力によって、お客様にも古き良きの美しさをそのまま伝えることができたと思います。昔の趣を感じたいとここを訪れるお客様と一緒に共感できるのはとても嬉しいです。
お越しのお客様には「昔のおばあちゃん、おじいちゃんの家を思い出す、思い出の空間がそのまま残されている」という感想をよくいただいています。そんな感想がいただけるようになったのは、先ほど説明した「屋根裏」が行ってきた隠れた努力あってこそ、だと思います。
これからも韓屋の真の趣と魅力を伝えたい全州韓屋村「屋根裏」です。